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健康の為に様々な工夫がされている健康住宅

2019年05月19日
おしゃれなマンションの部屋

新築一戸建ては中古物件と異なり、シックハウス症候群の発生に注意することが必要です。シックハウス症候群はホルムアルデヒドやハウスダクト、有機リンなどの化学物質が住む人に健康被害を及ぼすことです。住みやすい健康住宅をつくるためには、シックハウス症候群を発生させるホルムアルデヒドやハウスダクト、有機リンなどの化学物質を排除することが必要となります。住みやすい健康住宅をつくるために、国はシックハウス症候群に関する規制を建築基準法に設けています。

住みやすい健康住宅を手に入れるためには、ダニやハウスダストなどの有害物質についても対策がなされていることを確認することが必要となります。シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドや有機リンなどの化学物質については国の規制がありますが、ダニやハウスダストに対する明確な数値規制は無いのが実情です。ダニやハウスダストなどの有害物質に対する対策としては、建築で使われる素材を調べる必要があります。ダニやハウスダストなどの有害物質は生じないためには通気性の良い自然素材を使うことが必要です。

現在建てられている住宅はシックハウス症候群に対する規制を行っていますが、完全に有害物質を排除できる訳ではありません。法律に定める最低限度の規制を超える健康住宅を求めるのであれば、ハウスメーカーのそれぞれの取り組みを調べてみることが大切です。住みやすい健康住宅を建てようとしているハウスメーカーは建築の材料に自然素材を多用しているので、簡単に見分けがつきます。逆に建築基準法の最低限度の基準で抑えようとしているハウスメーカーは、内装に価格の安いビニルクロスを多用しているものです。

住みやすい健康住宅のためには円滑な換気が欠かせませんが、新築一戸建ての全てにおいて円滑な換気がなされている訳ではありません。室内の換気の基本は自然に行うことで、部屋ごとに複数の外気に接するマドが付いていることを確認することが大切です。一つの部屋に複数のマドがあることにより風通しが円滑になり、ダニやハウスダストが室内に充満することを防いでくれます。健康住宅では一日中稼動している換気扇があるはずですが、所有者が任意で止めているケースが目立ちます。建築基準法で定められた換気扇はホルムアルデヒドや有機リンなどの有害物質を外部に排出するのに必要です。設置させられた換気扇は健康住宅の維持に必要となるため、入居後も定められたとおりに稼動する必要があります。